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特集
福祉・介護職のオアシスで語り合おう!
介護支援ネットの集い
開催概要
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Part 3

ふくしチャンネルレポート

第5回 介護支援ネットの集い 開催概要
福祉・介護の最前線で活躍する参加者たちの想いが伝わってきます。

 「介護支援ネットの集い」(NPO法人全国福祉情報推進協議会共催)が7日、江東区大島のリフレフォーラムで開かれ、ケアマネジャーや施設職員など、福祉・介護に携わる人ら約40人が全国各地から集まりました。
 介護支援ネットの集いは、日頃の介護の悩みを語り合い、福祉に関する情報交換などしながら、仕事の疲れを癒し、リフレッシュすることを目的に発足。介護保険制度の始まる前から、掲示板などネットを通じて知り合った仲間の輪が徐々に広がり、今回『花のお江戸で福祉談義!』と題した初の研修会を開催しました。

「どうして私が炎のケアマネなの?」と笑いながら否定するさっちゃん。他の参加者に熱意が引火しているように感じられるところからきているのでしょう。

 午前の部では、『ケアマネは見た!理想の介護と現実のギャップ』をテーマとし、福祉コンサルタントの「安永選手(ハンドルネーム)」をコーディネーターに、静岡でケアマネジャーとして奮闘中の「さっちゃん」、岐阜のグループホームに勤務する「くみちゃん」がパネルディスカッションしました。
 まず、介護者が思い描く理想の介護、そして現実とのギャップの格差について討論。それをどう縮めていくか、理想を失ったり諦めたりすることなく介護し続けるにはどうすればいいのかなどを焦点に、参加者を巻き込んだ活発な意見交換が展開されました。

カンファレンスの発表後、ごんちゃんの見解やアドバイスがあり、実践的な知識も学ぶことができたようです。
「この部分を少し押すと背筋がすっと伸びませんか?」となおさん。

 午前の熱気が冷めやらぬまま、午後の部に突入。『介護の困った・悩んだ・あんな時こんな時』と題したケーススタディが行われました。社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの2足ならぬ3足の草鞋を履き分ける「ごんちゃん」講師のもと、進行していきます。

 実際にあったケースを3事例挙げ、1ケースを1グループが担当する形式のカンファレンスが行われました。様々な職種、立場から真剣に話し合われ、アプローチ法などを発表する時間が足りなくなるほどでした。

 続いて、神奈川の経験豊富な福祉用具専門相談員「なお」さんが行う『必見!誰でもわかる車いすのすべて』。パワーポイントを使い、合わない車いすによる身体への弊害やその解決法、シーティング技術などを学びました。その後、車いすやクッション、パッドなどの付属品を実際に試す場となり、身体に合った福祉用具への重要性を再認識していたようです。

穏やかな笑顔とトーンで講演されるオットン先生。

 最後は、大阪の医師「オットン先生」が『医療と福祉 連携の極意』について講演しました。「医療と介護、看護などは切り離せるものではありません。溝を埋め、壁を取り、横の連携をとっていくべきです。職種間のバリアフリーが必要」と提起。医師として介護の様々な問題に関わってきたオットン先生の「医療は福祉の中にある」という迫力ある言葉に、参加者一同が熱心に聞き入っていました。

「かんぱーい!」
悩みや想いを享有できる仲間と出会い、明日の介護への活力を蓄えられたようです。

 その後の交流会では、ビンゴ大会や協賛企業のプレゼンテーションも催され、参加者たちが楽しそうに談笑していました。
 参加した介護福祉士は「みんな同じような悩みや葛藤をもっているんですよね。自分だけじゃないっていう想いを胸に、今日聞いたことをこれからのケアに活かしていきたいと思います」と笑顔で感想を述べていました。

 介護支援ネットの集い実行委員会は、今後ともネットを通じて意見交換をしながら、交流を深めていきたいと呼びかけています。参加者たちも次回の開催を励みにがんばっていこうと誓い合っていました。

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